上山のヒトを知る
一般社団法人と或る農園 代表理事
蟻正敏雅ありまさとしまさ
1982年生。10代後半からアメリカへの古着買付け、ヴィンテージのリメイクなどを行う。その後、国内外のアパレルブランドやヴィンテージ、リメイクアイテムなどとカフェを併設したショップの立ち上げ、運営に携わる。 2019年より、岡山県美作市の上山集落にて棚田の再生とお米作りを学んでいる。現在は、ほんとうに持続可能な暮らし方を模索するための農園づくりに励んでいる。
あなたににとっての上山とは?
道を探し、歩む場所。
この集落の大部分は長いあいだ時代に取り残された場所であり、長いあいだ見てみぬふりされた場所。だけど、まだ希望は消えてはおらず、夢も捨てられてはいません。
その火を絶やしてはならない。
この土地に立つと心がそう思う。
一人の心に灯ったその火種を、一緒に育ててくれる仲間がいる。
人の数だけ色の違う灯火が、共に大きな炎になっていく。
ゆっくりゆっくりと。
誰がそうさせるわけでもなく、自ら、土地が、そうさせてくれる場所です。
上山に訪れたキッカケとは?
上山が持つ「未知のワクワク感」
前職のアパレル企業を退職し、生まれ育った岡山で新たなことに挑戦しようと考えていた際に上山に出会いました。
元々自然を拠点に何かをしたいと漠然と考えていて、複数の企業やコミュニティを調べました。その中で唯一、上山のコミュニティだけが「未知のワクワク感」をそそられるものでした。
上山で出来そうな内容と、生業、集落として大切にしていること、地元民との関係性、移住者同士の関係性などに人と自然の多様性を感じることができ、自分の中の豊かな生き方の方向性が示されているように思いました。