上山のヒトを知る
NPO法人英田上山棚田団 理事
Tsunag.(鹿革制作販売、古民家一棟貸しいイゴコチ、囲炉裏のお宿zen)
梅谷真慈うめたにまさし
2011年、岡山大学環境学研究科社会基盤環境学専攻修士課程修了。
奈良県出身、農業や環境のことを専攻し大学院修了後、2012年より第3期美作市地域おこし協力隊として岡山県美作市上山地区に移住。2013年より、NPO法人みんなの集落研究所に執行役として参画する。2015年3月に地域おこし協力隊の任期が終了し、その後も同地区で暮らしている。
あなたににとっての上山とは?
可能性を示せる場所
上山はほかの棚田百選や立派な集落よりもいち早く荒れていった棚田です。
そこで有志が集まりチャレンジを続けることで自分が変わり、地域が変わり、景色が変わり、集まる人も変わり、変化を続けることが出来ている。会社などのチームはよく船などに例えられることがありますが、僕らが関わるこの地域は港になっていくことが良いのかなと思い始めました。
良い港というのは①安心して立ち寄れる②安定して人モノ情報カネが集まる③一度去ってもまた来たくなる、など交流拠点としてとても重要な役割を果たします。上山棚田はこんな港のような地域を目指すと面白いかと最近は考えています。
上山に訪れたキッカケとは?
内定を辞退して上山へ
学生時代はダメ学生で、環境問題や農業に興味があり理系でもあったが研究室にはあまり行かず自分で見つけたフィールドや環境ベンチャーのインターンなどに行っていた。そこで出会った大人たちとSNSでも交流を深めていった中で上山棚田のことを知り、学生時代から月に1-2回訪れるようになった。
同時期に学生サークルで仲間を募ってネパールへスタディーツアーにも行き、衣食住・医療・教育・エネルギーを地域で供給できる大切さを学ぶ。
就職活動ももちろん行って、東証一部上場のメーカーにも内定はいただいたが辞退して上山棚田へ地域おこし協力隊を活用して移住することとなりました。